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税務調査の通知が来たら最初の48時間にやるべきこと【完全ガイド】

税務調査の通知は「宣戦布告」ではない

ある日突然、税務署から電話がかかってくる。「税務調査を行いたいのですが」という一言に、多くの個人事業主やフリーランスが頭が真っ白になります。

 

しかし税務調査の通知は、必ずしも「脱税を疑っている」というサインではありません。定期的な確認調査として来るケースも多くあります。大切なのは、通知を受けてからの初動です。最初の48時間の動き方が、その後の調査の結果を大きく左右します。

税務調査の通知が来たらまずやること

ステップ1:冷静になる(0〜1時間)

まず深呼吸してください。通知が来たからといって、すぐに何かが決まるわけではありません。調査日程はこちらの都合も考慮して決めることができます。「すぐに来てください」と言われても、準備が必要であれば日程の調整を求めることができます。

ステップ2:通知の内容を正確に把握する(1〜3時間)

電話で通知を受けた場合は、以下の内容を必ずメモしてください。担当者の名前と所属部署、調査の対象税目(所得税・消費税・法人税など)、調査対象期間(何年分か)、希望調査日程。

 

対象税目と期間によって、準備すべき資料が変わります。この情報が後の対応方針を決める基本情報になります。

ステップ3:顧問税理士に連絡する(3〜6時間)

顧問税理士がいる場合は、すぐに連絡してください。税務調査は税理士が立ち会うことで、調査官との交渉を有利に進めることができます。

 

ただし、顧問税理士が「税務調査の対応は専門外」と言う場合や、過去の申告にグレーな部分がある場合は、税務調査専門の税理士へのセカンドオピニオンを検討してください。

ステップ4:過去の申告書と帳簿を確認する(6〜24時間)

調査対象期間の申告書・総勘定元帳・領収書・通帳を引っ張り出して内容を確認します。この作業で「どこが弱点になりそうか」がある程度見えてきます。

 

特に確認すべきポイントは、売上の計上漏れや時期のズレ、経費の領収書の保管状況、個人的な支出が経費に混入していないか、現金取引の記録の整合性です。

ステップ5:弱点を把握して対応方針を立てる(24〜48時間)

帳簿の確認で弱点が見つかった場合、それをどう説明するかの方針を立てます。税務調査では「正直に話す」ことが基本ですが、専門家のサポートなしに何でも話してしまうと、不要な追徴につながることがあります。

 

特にグレーな部分がある場合は、専門家と相談した上で対応方針を決めてください。

絶対にやってはいけないこと

帳簿や書類を改ざん・廃棄することは絶対にNGです。これが発覚すると重加算税(最大40%)の対象になり、場合によっては刑事事件に発展します。たとえ不都合な記録があっても、そのまま残しておくことが重要です。

 

税務調査を無視することもNGです。通知を無視していると、任意調査から強制調査に切り替わる可能性があります。

48時間で準備できなかった場合は

調査日程の変更を申し出ることは可能です。「準備に時間が必要」という理由で1〜2週間の猶予を求めることは認められています。ただし、あまりに長期の延期は調査官の印象を悪くする可能性があるため、必要最低限の延期にとどめましょう。

まとめ

税務調査の通知を受けた後の初動が、調査の結果を左右します。冷静に通知内容を把握し、顧問税理士または税務調査専門家に連絡し、過去の帳簿を確認する。この3ステップを48時間以内に完了させることが、最善の対応への第一歩です。

 

 

 

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浅野 泰生

Asano Yasuo / 税理士

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豊富な経験を活かし、質の高いサービスをご提供いたします。

所属団体
  • 東京税理士会(149910)
経歴
  • 大学卒業後、一部上場の飲料メーカーに営業職として入社
  • 大手税理士法人で会計実務に従事
  • 2006年 中小企業の経営支援に特化した業務システム開発会社に入社
  • 2014年 血縁関係のない創業者からの経営承継により代表取締役社長に就任
  • 2015年 引き継いだ当初赤字続きだった同社を就任初年度に黒字化
  • 2017年 新規事業を展開するための戦略子会社を設立、設立2年目で単年黒字化に成功
  • 2018年 就任から在任期間中5期連続で増収を達成
  • 2019年 後継者支援に専念すべく株式会社think shiftを創立

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